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ガイソー茨木店

ブログ

ラジカル塗料とは?②

2020.05.23
おはようございます。

ガイソー茨木店の山本です。


我々ガイソー茨木店ですが、
茨木市、高槻市、吹田市、摂津市、箕面市、豊能郡等の北摂エリアを中心に、
外壁塗装や屋根塗装などの塗る工事からサイディング等のカバー工法、屋根葺き替え工事、
その他、修復、修繕など外装リフォームのことならなんでもご依頼頂いております。
是非、お気軽にご相談くださいね。
0120-501-910


では本日は昨日の続きですね。
「ラジカル」塗料についてご紹介させて頂きます。

外壁塗装を検討されているお客様で「調べていたらこういう塗料があるとネットで出てきた」と仰られるお客様もいらっしゃいますが、塗装業界の中でも少し誤った解釈をする人間もいます。
専門の業界にいる人間でも誤った解釈をしてしまうんですから、お客様にとってはより分かりにくい存在です。

昨日は塗料の成分等について詳しくお話させて頂きました。
もしまだご覧になられてなければ、「ラジカル塗料とは?①」をお読み頂いてから、本日のブログを読んで頂いた方がご理解頂きやすいかと思います。

簡単におさらいをすると、
・「ラジカル」塗料と呼ばれるものは2012年に生まれた比較的新しい塗料
・「ラジカル」は樹脂では無いので「ラジカル塗料」というのは誤り
この2点が塗装業界の中でも誤った解釈をしてしまう人がいる所以です。

では本題に入りましょう。

まずラジカル塗料の正式名称は、
ラジカル制御型塗料
です。

塗料を種類で呼ぶ時は、
シリコン塗料やフッ素塗料と呼ぶことが多いです。
これは「シリコン樹脂」や「フッ素樹脂」を含んでいる為そう呼ぶのですが、そもそも「ラジカル」とは樹脂では無いので「ラジカル塗料」と呼んでしまうのは厳密に言うと誤りです。

では
「ラジカル」とは?
ですが、
ラジカルは塗料に含まれる酸化チタンが紫外線や水、酸素に触れることで発生する物質のことです。
塗りたての塗膜には存在しておらず、日々紫外線、雨を浴びる経年の劣化で発生するチョーキング現象を引き起こす原因がラジカルです。

この外壁の表面を手で触ると白い粉がつく現象が「チョーキング」です。


どのような原理かご説明致します。

通常の塗料に含まれる「酸化チタン」は紫外線を浴びると「ラジカル」を発生させます。
そのラジカルは樹脂の結合をバラバラにするという厄介な性質があります。
樹脂は塗料の顔料(色を出すものですね)などを固めるものなので、その樹脂の結合がバラバラになると樹脂で固められていた「顔料」が浮いてきてしまいます。
これが外壁の表面を触った時に手につく「チョーキング」として現れるのです。



この難点を解決(改善)するために開発されたのがラジカル制御型塗料です。
ラジカル制御型塗料は、酸化チタンを守る成分が配合されていて、ラジカルを内側に閉じ込めてくれます。
また、HALSといわれる光安定剤を含んでいるので、ラジカルバリアーが閉じ込め切れなかったラジカルを捕まえるという性質もあります。



このラジカルバリアーでラジカルを内側に閉じ込め、さらに逃げてしまったラジカルを光安定剤と捕まえるという2つ性質で、
ラジカル自体の発生を抑制(制御)し、その働きにより塗膜劣化を防ぐことができるという塗料が、

ラジカル制御型塗料

です。

いかがでしたでしょうか?
次回はガイソーで扱うラジカル制御型塗料をご紹介致しますね!


茨木市、高槻市、吹田市、摂津市、箕面市、豊能郡などの北摂エリアで、
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是非、外装リフォーム専門店のガイソー茨木店へご連絡ください!

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