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軽くて錆びにくいアルミサイディングはYKK AP

2018.12.26

金属サイディングという建材に焦点を当て、何回かに分けて金属サイディングメーカーをご紹介するこのシリーズ。
今回はYKK APさんをご紹介したいと思います。
みなさんご存知の有名メーカーですが、YKKと聞いて何を思い出されましたか?洋服のジッパーでしょうか?
それとも窓のアルミサッシでしょうか?
このコラムを読み終わる頃にはきっとYKK APと聞いて連想するモノが今までとは少し変わるかもしれません。


1.アルミ外装材 アルカベール

YKK AP アルカベールはサイディング業界でも珍しいアルミ製の外壁サイディングです。
外壁サイディングをアルミ製にすることで、従来の窯業系サイディングより大幅な軽量化を実現しています。
外壁サイディングリフォーム工事の多くは既存外壁の上に新しいサイディングを張る『カバー工法』で行われますので、リフォーム後はどうしても新しく張った外壁材の重量がリフォーム前に比べ増すことになります。
ですから新しく張るサイディングは軽量であればあるほど住まいにかかる重量の負担は軽減されます。
重い外装材は建物の総重量が増えるので地震の時には揺れが大きくなり、軽い外装材であれば総重量が抑えられるので必然的に住まいの減震化が図れます。
だからこそ、外壁サイディングリフォームにおいて『軽いことは重要』なのです。
どのくらい軽くなるのかご興味がある方は、リフォーム会社のショールームをお訪ねください。
実際に窯業系外装材とアルミ外装材(アルカベール)を手に持っていただくと、その重量差にきっと驚かれることでしょう。

2.アルミ製外壁サイディングは錆びにくい

金属サイディングというと「錆びに対して耐久性を発揮してくれるのか不安」という印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ですが、アルミサイディングは通常のスチールサイディングよりも腐食量が圧倒的に少ないという魅力があります。
そして、その性能は寒冷地においても発揮されます。窯業系サイディングボードの劣化症状の1つに「爆裂」というものがあります。
みなさんはご存知でしょうか?これは外壁材に湿気が入り込み、冬季に湿気が凍結と融解を繰り返すことで発生する外壁材の劣化症例です。
窯業系サイディングボードは性質上表層に穴が多く、経年の劣化で外壁内に水分が侵入しやすくなります。
それに比べサビに強いアルミサイディングは金属の表面部分からサイディングの内部に水分が入ることは基本的にありませんので安心です。
また、アルミサイディングは、通常金属サイディング工事を避けられがちな沿岸地域の塩害においても優位性があります。
錆びにくいアルミの特性は沿岸部でも寒冷地でも、大切なお住まいを長く守ってくれるのです。

3.取扱いはアルミだけじゃない。ガルバリウム鋼板外装材 アイアンベール

さて、ここまではYKK APの『アルカベール(アルミ外装材)』の特長についてご紹介してきましたが、YKK APの取扱い外装材には『ガルバリウム鋼板製のアイアンベール』もあります。
もちろん、この2つは表面の金属素材が違うだけで、アルカベール(アルミ外装材)もアイアンベール(ガルバリウム鋼板外装材)も、共にサイディング本体の芯材には高い断熱性能を持つノンフロン硬質プラスチックフォーム断熱材が使用されています。

気密性においても遮音性においてもアルカベールとアイアンベールは同等の性能を発揮しますが、ただ1つ表面素材以外に差があるとすれば、保証内容についてでしょう。

ガルバリウム鋼板外装材のアイアンベールは『赤錆10年保証』
アルミ外装材のアルカベールは『原板10年保証』という表記になっています。

保証内容に大きな違いは無いのですが、

(ガルバリウム鋼板外装材)アイアンベール
『赤錆10年保証』
保証期間内に対象となるアイアンベールについて、2m離れた位置から目視し、穴あきがないこと、および赤錆の発生面積が全施工面積の5%以下であることを保証します。

(アルミ外装材)アルカベール『原板10年保証』
保証期間内に対象となるアルカベールについて、2m離れた位置から目視し、原板に腐食による穴あきがないことを保証します。

と赤錆と原板で保証内容は区別されていますのでYKK APの外装材をご検討中の方は、ぜひ覚えておかれると良いでしょう。

 
 

4.アルミ外装材と鋼板外装材。2種類の取扱いがあるからできること

YKK APの外装材にはアルミ製のアルカベールとガルバリウム鋼板製のアイアンベールの2種類があります。
しかも、アイアンベールのラインナップはアルカベールより少ないとは言え、9種類全てがアルカベールと同じデザインです。
という事は・・・YKK APの外装材は同じデザインでアルミ外装材とガルバリウム外装材の2種類が選べる!ということです。
アルカベールのデザインが気に入ったけど予算が・・・というお悩みを持つ方はアイアンベールでの施工を選ぶことが出来ます。
一方、デザインは気に入ったが、湿気の多い土地柄なのでもっと機能性をアップしたい!
というご要望があればアルミ外装材のアルカベールを選ぶことも出来ます。
同じ柄、デザインで表面の金属素材が選べるのはYKK APの強みです。他社サイディングメーカーにはマネできません。
YKK APはご要望に合わせて素材まで選択できる頼もしい金属サイディングメーカーです。
 

5.まとめ

YKK APは金属サイディング業界では数少ないアルミサイディングを取り扱うメーカーです。
アルミサイディングは軽く、丈夫で錆びにくく、沿岸地域や寒冷地でもその機能性を発揮します。
最近は各社、金属サイディングの表面塗装にフッ素塗装を取り入れる傾向がありますが、YKK APも積極的にフッ素塗装加工を取り入れています。
2018年夏にはアイアンベールシリーズのカーレとノベルラインに新たにフッ素塗装品をリリースしました。
このカーレとノベルラインのフッ素塗装品についてはアイアンベールともアルカベールとも違うカラー設定なのが特徴です。
なお、このアイアンベールのフッ素塗装シリーズはYKK APとガイソーのタイアップで生まれた金属サイディングですので、ご興味のある方は、ぜひお近くのガイソー店舗へご相談ください。

お近くのガイソー店舗を探す→https://www.gaiso.co/search/

YKK AP 公式ホームページで詳細を確認
(アルカベール)
https://www.ykkap.co.jp/products/siding/alukaberu/merit/performance.html


(アイアンベール)https://www.ykkap.co.jp/products/siding/ironberu/merit/

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